メルマガ47号 「性被害にあってもSOSを出せない女性たち」公開講座の報告


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●●ポルノ被害と女性・子どもの人権プロジェクト メールマガジン
                 vol.047 2016年12月02日 発行

【ポルノ被害と性暴力を考える会】

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「性被害にあってもSOSを出せない女性たち」公開講座の報告

東京の数十年ぶりの11月の初雪、風邪も流行っているようですが、お元気におすごしでしょうか?前回お知らせした横浜での公開講座&支援者向け研修のご報告です。

去る11月16日(水)横浜の「フォーラム南太田」で横浜市男女平等参画センターの2016年度「公募型男女共同参画事業」として標記の公開講座&支援者向け研修を行いました。
今年のテーマは性暴力、性搾取に会う軽度知的障がい女性を取り上げました。

当日は50名の定員にそれを越す出席者で、急に出席できなくなった方の中には、資料だけでもほしいと言う方も数人おり、この問題の関心の高さを感じました。
公開講座では若年女性を支援し、そのなかに障がいを抱えた女性も含まれるとおっしゃっていたColabo代表の仁藤夢乃さんと、実際に知的障害のある女性の生活再建支援をしている婦人保護施設の現場からいずみ寮施設長の横田千代子さんとの文字通りコラボを実現することができました。

 なぜ、パップスが軽度知的障がい女性?という疑問をお持ちの方もいらっしゃると思いますが、実はパップスの成立に深く関わっていたのが婦人保護施設の職員たちです。
婦人保護施設は売春防止法を根拠法とする女性のみを支援する施設で、1956年の成立当時から知的障害女性の利用が多かったという事実があります。『貧困、女性を性の道具とする思想、そして障害者差別=知的障害女性は騙しやすい』などの複合的差別のなかで、軽度知的障害のある女性が騙されたりして性搾取される現象があったと思われ、それは現在も変わっていません。近年はDV防止法による暴力被害女性の支援がメインになってしまって、他法優先の原則から知的障害女性は障がい分野でという流れがあり、実質的に支援から漏れてしまっている現実があります。どこも取り上げない、実際声を出すことすらできない女性たちの実態を知り、考えたいと言う趣旨からこの講座を開催しました。
 開催してみて驚いたのが、この問題に関心を持つ層の広さです。出席者の職業は看護師、相談員、消防士、教諭、養護教諭、女性支援施設、児童養護施設、知的障がい関連施設、相談機関支援員、教育委員会など公務員、医師、そして保護者など・・・・。
 講師の仁藤夢乃さんの活動は、ご存じの方も多いと思いますが、最近は「私は買われた展」を開催、徹底的に当事者目線での活動に注目が集まっている方です。当事者のニーズに応じてしている活動が婦人保護施設でしている支援と重なることが多いのに、びっくりしたのですが、仁藤さんも以前発行された「婦人保護施設と売春・貧困・DV問題」の本を読んで同じことをしている人たちがいたと思ったそうで、当日は支援者向けの参考書籍としてこの本を紹介して下さっていました。
 仁藤さんの支援の実態を話していただき、その後の女性たちへの支援を婦人保護の現場からいずみ寮施設長の横田千代子さんから話していただきました。

以下参加者からのアンケートについて詳細を掲載することはできませんが、要約しました。

・若年支援で課題になっているところは、福祉の分野とも通じ、教育、福祉、女性支援がどうネットワークを組んでいけるかが課題。
・現状、実態への認識不足を思い知らされた。
・話を聞いて、今、私が出来ることはなんだろうと考えた。
・女性保護政策の課題がみえてよかった。
・広汎性発達障害の娘について、障がいを持ち生きていく中で、どのような問題があり、そしてどのような支援があるかわかってよかった。etc

次年度パップスの企画を考えるとしたら・・・・というアンケート(抜粋)
・男性支援者を繋げるには ・ 性暴力と法律 ・性虐待 ・AV分野の人の話を聞く
・社会構造と性の暴力性の歴史 ・違う立場の支援者のパネルディスカッション
・「風テラス」弁護士の話 ・被害例の紹介とその後のケアについて

以上ご報告です。

【PAPSへのカンパのお願い】
現在、PAPSとLighthouseでは2015年4月からポルノ被害、性風俗被害に関する相談支援事業を行っています。2016年11月29日時点で、相談者の累計260名になります。
東北・関西・九州・北海道など東京以外の相談が増えてきています。遠隔地の相談者の場合には、現地の支援者や弁護士との連絡調整を図るためにスタッフが現地に赴いたりしています。
このような活動をするためには交通費や滞在費などがかさむので実効ある支援体制をなかなか
構築できないのが現在の大きな悩みです。

郵便振替口座:団体名 ポルノ被害と性暴力を考える会 番号 00190-3-565606

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ポルノ被害と性暴力を考える会編の出版物
○『森美術館問題と性暴力表現』(不磨書房2013.8)1,890円+送料
○『証言 現代の性暴力とポルノ被害 ~研究と福祉の現場から』
  東京都社会福祉協議会2010.11)1、905+送料
○リーフレット「AVに出演させられそうになっていませんか」 送料(+カンパ)のみ
○賃社編集室、発売:旬報社「賃金と社会保障 特集AVポルノ被害 1月合併号」
「まだ可視化されていない アダルトビデオ産業の性暴力被害と若者の貧困」
     賃社編集部了解のもとにコピーの実費+送料=300円で頒布
     2015年に、AV出演を拒否した女性がプロダクションから2460万円の損害賠償の民事訴訟をされて勝訴した事件がありました。表題になっている論述のほかに、判決文、当該女性の手記等が掲載され、今のところ、この事件に関する唯一のまとまった資料となっています。
書籍の申し込みは住所・氏名・希望部数を記載のうえ mail:paps@paps-jp.org
か、FAX(03-6304-2564)までご連絡ください。

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