メルマガ09号

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●●ポルノ被害と女性・子どもの人権プロジェクト メールマガジン
                 vol.009 2011年09月21日 発行

【ポルノ被害と性暴力を考える会】
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 9月に入っても厳しい残暑の日々が続いていましたが、台風の影響か、
ここ数日、急速に秋らしい気候になりつつあります。

 前回のメルマガでお知らせした、ポルノ被害に関する啓発パンフレット、
『今は、まだ名前のない性被害があります』が無事、8月半ばに発行され
ました。すでにパンフレットを読んだ方々から、「とてもわかりやすい」、
「ぜひ多くの人に読んでほしい」と好評です。

 表紙を入れて40頁、本文37頁です。現在、できるだけ多くの人々に普
及しようと奮闘中です。みなさまもぜひご注文ください。5冊単位で注
文を承っています。送料とカンパ、事務経費込みで、5冊1000円でお分
けしています。また、関係者に大量配布したいという場合はご相談くだ
さい。こちらで検討したうえで、無料でお分けすることも可能です。

 ちなみに、私たちの会が昨年出版した『証言・現代の性暴力とポルノ
被害』が、おかげさまでこのたび増刷となりました。買っていただいた
みなさま、読んでいただいたみなさま、普及に協力してくださったみな
さま、まことにありがとうございました。

 前回のメルマガで11月20日にシンポの日取りが変わったことをお知ら
せしましたが、パネラーの方を含めてより詳細な内容が決定しましたの
で、お知らせします。ぜひみなさんご参加ください。

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   ポルノ被害と女性・子どもの人権シンポジウムⅢ
 子どもたちの日常を取りまく性被害~学校・ストリート・施設

パネリスト:金子由美子(中学校養護教諭、『季刊セクシュアリティ』編集長)
      橘ジュン(VOICES編集長、『漂流少女』著者)
      早川悟司(児童養護施設主任・自立支援指導員)
コーディネーター:二場美由紀(婦人保護施設支援員)

日時: 2011年11月20日(日)13時30分?17時
会場: 東医健保会館大ホール(JR 信濃町駅より徒歩5分)
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 現在、賛同団体を募集しています。私たちの会のメールアドレスか住所
(私書箱)に、賛同団体名、簡単なメッセージ、連絡先を添えてお申し込
みください。

メール XXXX
住所 〒190-8799 JP立川支店私書箱62号

 最後に、一つ重要なお知らせがあります。私たちの会の結成のきっかけと
なったのは、児童書の良書を出してきた老舗の出版社である理論社から、
「よりみちパン!セ」のシリーズの一つとして、暴力アダルトビデオの監
督として名高いバクシーシ山下の『ひとはみな、ハダカになる。』が出版
された事件でした。青少年がこの本を読むことでアダルトビデオの世界に
入る敷居が低くなる可能性、あるいは、興味本位で『女犯』のような暴力
アダルトビデオを見てダメージを受ける可能性を憂慮して、私たちは理論
社に対して抗議し、絶版回収を求める署名運動を行ないました。

 ところが、その理論社は昨年倒産し、新たに再出発をすることになりま
したが、同社のドル箱シリーズであった「よりみちパン!セ」の版権が、
イーストプレス社に移譲されることになりました。イーストプレス社はこ
のシリーズを全巻、再刊するとそのホームページ上でアナウンスしています。

 ということは、バクシーシ山下の『ひとはみな、ハダカになる。』も
また再刊され、再び市場に出回るということです。私たちはこの事実を
知って、すぐにイーストプレス社に対して、同作を再刊しないよう訴える
要望書を出しました。しかし、今のところ、イーストプレス社からの反応
はまったくありません。

 私たちは、イーストプレス社に対して話し合いを申し込むつもりです。
みなさんもぜひ、イーストプレス社に対して同作を復刻しないよう訴えて
ください。

 ところで、新たに再出発をした理論社から、梨木香歩さん(『西の魔女
が死んだ』をはじめとする児童文学作家)の『僕は、そして僕たちはどう
生きるか』という作品が最近出版されました。これはかつて理論社のホー
ムページで連載されたものを単行本にしたものですが、その中に、まさに
バクシーシ山下の『ひとはみな、ハダカになる』(この名前自体は出てき
ませんが、これのことを言っているのは文脈から明らかです)を読んでア
ダルトビデオの世界に飛び込み、そこでひどい性暴力を受けた女性が中心
人物として登場しています。

 まさにこの作品に描かれているようにバクシーシ山下の『ひとはみな、
ハダカになる』を再刊することは、ポルノを通じた性暴力の被害者を生み
出すことに加担することであり、絶対に許すことはできません。

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メルマガ08号

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●●ポルノ被害と女性・子どもの人権プロジェクト メールマガジン
                 vol.008 2011年06月20日 発行

【ポルノ被害と性暴力を考える会】
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 すっかり梅雨の季節になりました。体調を崩しやすい季節ですが、みなさん、
いかがおすごしでしょうか。 前回のメルマガ発行から2ヶ月が経ちました。
今号は、1、前回からの活動の進捗状況とシンポジウムに関する重要なお知らせ、
2、この間に被災地の避難所を支援に回ってきた仲間からの報告の2本立てでお
送りします。

■活動の進捗状況とシンポジウムに関するお知らせ

 この間、私たちの会は、ポルノ被害に関する啓発パンフレットの作成と、今年
の秋に実施する「第3回 ポルノ被害と女性・子どもの人権シンポジウム」の準
備を進めてきました。

 まず、啓発パンフレットですが、『今は、まだ名前のない性被害があります』
という題名で40頁建てのパンフレットとして鋭意作成中です。現在、内容的には
8割ほどできてきており、今年の7月末か8月初めに完成させるために奮闘中で
す。

 「第3回 ポルノ被害と女性・子どもの人権シンポジウム」ですが、前回のメ
ルマガでご報告した日程について変更がありましたので、改めて今回のシンポジ
ウムの概要についてご報告します。前回のメルマガでは、10月29日(土)に実施
する予定と書きましたが、予定していたシンポジストの方々の多くがこの日は別
の予定が入っているということでしたので、11月20(日)に日程をずらしました。
すでに、10月29日の予定を空けていただいた方には申し訳ないのですが、改めて
11月20日のご予定を空けていただければと思います。

 また、今回のシンポジウムのタイトルは、「子どもたちを取り巻く性被害――
学校、ストリート、施設」ということになりました。予定しているシンポジスト
は4名ですが、まだ演題やシンポの構成を含めて最終決定になっていませんので、
次回のメルマガでは、各シンポジストの名前と演題を含めて、最終的な概要をお
知らせすることができると思います。もうしばらくお待ちください。

■被災地の避難所の支援に回ってきた仲間からの報告

(以下は、この間、被災地の避難所を支援に回ってきた仲間からの報告です。)

 東日本大震災から6月11日で3ヶ月が過ぎました。終わらない原子力発電事故、
すすまない復興。そしていまだ9万人と言われる避難所生活をされる方、8000人
の行方不明者の捜索と課題山積で、被災者のみなさまには心からお見舞い申し上
げます。

 女性支援に携わる複数のメンバーが、先日被災地いわきにお見舞に行ってきま
した。支援物資はようやく届くようになったものの、女性ならではのものがまだ
まだ不足なのではと支援物資を車に積んで出かけました。被災地の女性支援をし
ている方々に案内していただき、津波被害を受けた海岸地域に息をのみました。
東北でも温暖な地域で津波など考えたこともなかったということで備えがなかっ
たとも言っていました。避難所を2ヵ所訪問させていただきましたが、そこで
いろいろと考えさせられる出来事に出会いました。

 1ヵ所目は中学校の体育館でした。東京から女性向けの支援物資を持ってきまし
たがと話すと、男性の責任者の方は男ではわからないので女性に聞いてと保育士
のスタッフを紹介してくれました。女子中学生が何人かいるのでこれはこれだけ
いただきます。その他には、とメンバーを思い浮かべながら必要なものを持って
いかれ、被災当日保育園の子供たちをどうやって守ったかを話してくれました。
高台に避難した後、この地方では珍しい横なぐりの雪がふったのですよと言う言
葉が印象的でした。若い保育士さんたちはとても頼もしかったです。それにして
もどんなに大変だったことでしょう。

 もう1ヵ所は70歳過ぎくらいの地域の自治会長とおぼしき男性が管理している
避難所でした。仕切りもなく(最初に行ったところは仕切りがありました)、体
育館で車椅子の方も生活されていました。東京から女性用の物資を持ってきたと
告げると「この避難所にいる人の人数分なければ受け取れない、女は難しいから、
物資が届くとずっと(いつもらえるかと)見てんだ、男みたいにさっぱりしてね
がら」と結局は断られました。きっと必要な人はいたと思うのですが。次の日、
女性がリーダーをしているボランティアセンターを訪問、今どんなニーズがある
のかを聞くことができました。

 避難所に女性の視点をというのは言われてきていたことですが、今回改めてそ
の感を強くしました。女性がどんなものを必要としているかは「暮らし」を知ら
なければわかりません。食料、水などの命に関わるものを確保したあと、必要な
ものはそれぞれ違うと思うのですが、そんなことは贅沢と思うのでしょうか。結
局持っていった物資は案内してくれた女性支援をして下さった方が必要なところ
に配ってくれました

 また原発についても、福島は震災の他に原発被害による不当な差別が起きている
という話をうかがいました。被害者が差別を受けるって、なにかどこかで見たこと
があるような構造ではないでしょうか。私たちは深い憤りを感じずにはおれません
でした。

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メルマガ07号

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●●ポルノ被害と女性・子どもの人権プロジェクト メールマガジン
                 vol.007 2011年04月14日 発行

【ポルノ被害と性暴力を考える会】
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 季節はすっかり春になりましたが、先月からの大震災と原発事故のせいで素直
に春の到来を喜べない日々が続いています。私たちの会のメンバーやその親族
や近しい知り合いにも東北で被災したり、あるいは被災者の支援に当たってい
る方が大勢います。また史上最悪の水準にしだいに近づきつつある東電福島第
一原発事故は東日本のすべての人が被害者になりかねないし実際になりつつあ
る厳しい現状にあります。原発事故は、人々の安全や健康、未来の世代の安心
よりも現在の儲けと利権、浪費と欲望を優先させる歪んだ社会構造が生み出し
た人災です。これはポルノ被害を生み出しつづけている社会構造と共通してい
ます。また原発産業は、原発の現場で放射能被害の脅威にさらされながら働く
人々の人権を構造的に蹂躙することで初めて成り立つものであり、これもまた
性産業の現状と深く共通しています。

 私たちは、被災者の方々、また被災者の支援や復興に当たっている方々と心
から連帯するとともに、それぞれの持ち場において精一杯できることを今後と
もやり続けたいと思います。

 さて、前回のメルマガ発行から2ヶ月が経ちましたので、この間の活動と
今後の予定について簡単にご報告させていただきます。

 現在、昨年12月のシンポジウムを報告書にまとめる作業を進めています。
今月末か来月の連休明けにでも報告書を発行できるよう鋭意努力しています。
発行された折にはまたメルマガ等でお知らせしますのでご注文ください。

 その作業と並んで、今年の9月末の発行を目指してポルノ被害に関する啓発
パンフレットの構想を話し合っています。これは、朝日厚生文化事業団の助成
金事業の一環であり、ポルノ被害者に接する可能性のあるさまざまな現場
(福祉、医療、教育、カウンセリングなど)にいる方や一般の方々を念頭に
おいて、ポルノ被害の実態についてわかりやすく解説したものを20頁から30頁
の分量で作成する予定です。現在はまだ、ごく基本的な骨子ないし構想を話し
合っている段階です。

 今年も一昨年、昨年に引き続いて「ポルノ被害と女性・子どもの人権」シン
ポジウムを都内で開催する予定です。今年は、「学校におけるポルノ被害と性
暴力(仮)」というテーマでシンポジウムを開催しようということになりまし
た。現在、小中高大その他の教育現場では児童ポルノの制作や盗撮を初めとす
るさまざまなポルノ被害が発生しており、加害者はしばしば教師であるという
深刻な状況があります。また生徒が加害者になる場合もあります。子どもたち
にとって学校は、家庭と並んでさまざまな性被害が起きる場所となっています。
今年のシンポジウムは、教員やスクールカウンセラーなどの学校関係者の方々
の協力も得ながら、こうした深刻な現状を理解し対策を模索していく機会にし
たいと思っています。日程は10月29日(土)を予定しています。より詳しいこ
とが決まったら随時お知らせいたします。

 末筆になりましたが、震災・津波・原発の被害にあわれた方々には元どおり
の生活が戻るようお祈りとお見舞いを申し上げますとともに、私たちもできる
かぎりの支援をしていきたいと思います。また、お亡くなりになりました方々の
ご冥福を心よりお祈りいたします。

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メルマガ06号

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●●ポルノ被害と女性・子どもの人権プロジェクト メールマガジン
                 vol.006 2011年02月17日 発行

【ポルノ被害と性暴力を考える会】
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 1ヶ月半遅れですが、みなさん、あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

 今年の最初の課題は、昨年のシンポジウムの報告集を作成することです。
昨年のシンポでは200人以上の方に参加していただき、感想文でも高い評価を
いただきましたが、その記録を報告集として残そうと、現在、鋭意努力中です。
当日は時間の関係上、十分話せなかったことや、やむなく細部の説明を省略した
ことも今回の報告集に当たっては加筆して掲載する予定です。そのため、報告者
の方には、再度、原稿を書いていただいていますので、発表まで、どうぞ楽しみ
にお待ちください。(4月に発行する予定です。)

 もう一つの課題は、ポルノ被害に関する啓発パンフレットを発行することです。
「ポルノ被害」という言葉そのものがまだ定着しておらず、また具体的にどのよ
うな被害が存在し、どのような対策が必要なのかについても、ほとんど知られて
いません。そこで、福祉施設の職員や、教育関係者、医療関係者の方々に参考に
なるような啓発パンフレットを作りたいと思っています。内容はシンプルに、わ
かりやすく、読みやすいものを作ろうと思っています。

 昨年11月に出版した『証言・現代の性暴力とポルノ被害』ですが、読んでいた
だいた方には非常に好評なのですが、何ゆえかアマゾンではずっと取り扱われな
い状態が続いており、売れ行きがあまり伸びていません。さまざまなイベントの
機会に持参して販売するようにしていますが、ぜひとも『証言・現代の性暴力と
ポルノ被害』を購入してください。アマゾンでは手に入りませんが、その他のネ
ット書店もしくは、下記サイトで入手可能です。ぜひご利用ください。
http://bit.ly/hYWGjX

 当会の創設以来ずっと会議の場として使っていた建物が、工事のために今年の
2月から使えなくなりました。先日の2月9日の会議がその場所での最後の会議
でした。参加者はみな名残惜しみながら、その建物の前で記念写真を撮りました。
3月は別の会場を探します。 online casino

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メルマガ05号

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●●ポルノ被害と女性・子どもの人権プロジェクト メールマガジン
                 vol.005 2010年12月25日 発行

【ポルノ被害と性暴力を考える会】
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 もうすぐ今年も終わりですね。すっかり寒くなり風邪も流行りはじめています。
お体にはくれぐれもお気をつけください。

 さて、先月の28日に「ポルノ被害と女性・子どもの人権」パート2として、
「ポルノ被害と子どもの貧困~脅かされる子どもの性」を立教大学池袋校舎に
て無事開催いたしました。入場者数は、スタッフ・ボランティアを入れて約
220名となり、昨年に引き続き大きな成功を収めることができました。
NHKの取材を受け、翌日の朝のニュースで報道されました。

 1人目の基調報告者である日本ユニセフ協会の中井裕真さんは、「児童ポル
ノの被害と実態――国際的取り組みから」と題して、児童ポルノの実態、日本
における取り組みの遅れ(単純所持はもとより児童ポルノを購入したりもらっ
たりする行為も禁じられていないこと)などについて詳しく話してくださいま
した。

 2人目の基調報告者である立教大学教授の湯澤直美さんは、「現代日本
における子どもの貧困と子どもの性」と題して、日本における子どもの貧困率
の高さ、貧困が単に連鎖するだけでなく雪だるま式に増大していくメカニズム、
そしてそうした中で子どもを性的に利用する産業がはびこっている現状などに
ついて報告してくださいました。

 パネルディスカッションでは、まず最初に子どもの自立援助ホームの職員で
ある高橋亜美さんが、自立援助ホームを通じて支援に関わった子どもたちが置
かれている実情について胸に迫るお話をしてくださいました。

 次に福島大学の準教授である中里見博さんがポルノ被害とは何か、それに対
する法的アプローチはどうあるべきかについてわかりやすく説明し、「性的に
侵害されない権利」「性的人格権」を新しい権利概念として確立していく必要
性についてお話ししてくださいました。

 最後に、基調報告者でもある中井さんが国際的な動向に触れつつパネラーの
お話と基調報告を補完するお話をしてくださいました。

 質疑応答ではとくに中里見さんの発言に対する質問が集中しました。時間の
都合上ほとんど質問には答えられませんでしたが、今回のシンポジウムの報告
書では、もう少し詳しくお答えするようにしたいと思います。

 参加者の方に書いていただいた感想アンケートでも非常に好評でした。
 以下、いくつか紹介させていただきます。
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「児童ポルノの性被害の話は深く印象に残った」
「世界的な動きを知ることで、さらに物の本質のとらえ方が明確になった」
「児童ポルノ問題の理解の不足は、自分自身の問題でもあると痛感した」
「子どもの貧困と性暴力」の関連性を納得のいく展開だった」
「今まで意識化されていなかった問題が、明確に浮き彫りにされ、具体化してきた」
「子どもの貧困を繰り返さないために、自分にできることは何なのか考えたい」
「日本の子どもの貧困に国際的に見ても深刻化していることがわかった」
「被害を受けた子どもたちの「声なき声」を聞かせてもらい、大人の一人として胸が痛んだ」
「現場の声、国際的な視点からの声、理論からの声という3種類の視点から意見を聞くことができた」
「高橋さんの子ども声の代弁と、子どもに対するその姿勢がとても素晴らしい。中里見さんの説明がわかりやすかった」
「ポルノ被害および子供の貧困問題の実態を講演・資料ではじめて知ることができた」
「福祉現場で働く者としてもっとこの実態を多くの人に知ってほしいと思う」
「小・中学校の教員等も参加して積極的に研修すべき」
「現実を突きつけられて、何としても変えていかなければと思った」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 当日、出版されたばかりの『証言・現代の性暴力とポルノ被害~研究と福祉
の現場から』も発売しましたが、70冊近く売れました。引き続き販売してい
ますので、ぜひご注文ください。 ??????????

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メルマガ04号

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●●ポルノ被害と女性・子どもの人権プロジェクト メールマガジン
                 vol.004 2010年11月10日 発行

【ポルノ被害と性暴力を考える会】
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 急に気候が涼しくなり、体調を崩す人が増えていますが、
みなさんは大丈夫でしょうか?

 さて、いよいよ11月になり、シンポジウムの日が近づいてまいりました。
後援団体として、新たにスウェーデン大使館が参加してくれることになり、
またメッセージも寄せていただけることになりました! これで、シンポ
ジウムの後援団体は合計8団体になりました。ここで改めてシンポジウムの
内容を宣伝させていただきます。

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★ポルノ被害と女性・子どもの人権 パートⅡ★
ポルノ被害と子どもの貧困~おびやかされる子どもの性~

*****************************
  <ポルノ、暴力、貧困、いじめ……
   子どもたちを取り巻く世界は私たちの社会の縮図です>
【日 時】2010年11月28日(日)13:30~17:00
【場 所】立教大学池袋キャンパス タッカーホール
    (JR山手線池袋駅下車徒歩15分 正門より徒歩1分)

<基調講演>
「児童ポルノの被害と実態――国際的取り組みから」
            中井裕真(日本ユニセフ協会広報室長)
      「現代日本における子どもの貧困と子どもの性」
            湯澤直美(立教大学教授)

<パネルディスカッション>
パネリスト:中井裕真、中里見博(福島大学准教授)、
      online casinos 高橋亜美(自立援助ホーム職員)
コーディネーター:宮本節子(フリーソーシャルワーカー)

【主 催】「ポルノ被害と性暴力を考える会」
【後 援】日本ユニセフ協会、スウェーデン大使館、
    ストップ子ども買春の会、東京都社会福祉協議会、
    全国女性シェルターネット、株式会社福祉新聞、
    立教大学コミュニティ福祉研究所、
    「なくそう!子どもの貧困」全国ネットワーク

★事前申し込みの必要はありません。直接会場にお越しください。
★資料代:1000円
★問い合わせ先:hpsv@app-jp.org
★FAX:03-6304-2564

 引き続きシンポの賛同団体も募っていますので、ぜひともシンポジウム
の賛同団体になってください。よろしくお願いします。
 またシンポジウム当日には、私たちの会がこの間取り組んできた著作
『証言・現代の性暴力とポルノ被害~研究と福祉の現場から』が発売さ
れます。定価の1割引での販売を予定していますので、ぜひこの機会に
お買い求めください!

 もう一つ重要なお知らせがあります。このたび、私たちの会「ポルノ
被害と性暴力を考える会」が、朝日新聞厚生文化事業団の「子どもへの
暴力防止プロジェクト助成」の対象団体に選ばれることになりました。
まったくの無一文で出発した団体でしたが、着々と仲間を広げ、多くの
方々の協力を得て、シンポジウムの開催や報告書の作成など地道な努力
を積み重ねてきたことが評価されました。

 助成はシンポジウムが終わってからの活動に対するものですので、今回の
シンポジウムにかかる費用は助成の対象にはなりませんが、少なくとも
それ以降の2年間はより安定した財政基盤のもとで活動をすることができます。

 これを契機に、なおいっそう活動の環を広げていきたいと思っています
ので、何とぞさらなるご支援、ご協力をお願い申し上げます。

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メルマガ03号

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●●ポルノ被害と女性・子どもの人権プロジェクト メールマガジン
                 vol.003 2010年10月14日 発行

【ポルノ被害と性暴力を考える会】
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 観測史上最も暑い夏がようやくすぎ、過ごしやすい秋になりました。
読書の秋、食欲の秋ですが、それと同時に、活動の秋でもあります。
いよいよ11月28日のシンポジウムの日がしだいに近づいてきました。
その準備も着々と進んでいますので、ご報告させていただきます。

 まず、シンポジウムのチラシができ上がりました。

  「ポルノ、暴力、貧困、いじめ……
   子どもたちを取り巻く世界は私たちの社会の縮図です」

 こんなキャッチフレーズのもと、とても素敵なチラシをデザイナー
さんにつくっていただきました。チラシが必要な方は、お名前と送り
先のご住所を明記の上、何枚必要かを書いて、XXXX まで
メールでご注文ください。チラシの数にはかぎりがありますので、
注文はお早めに。 

 また、チラシ作成後に、今回のシンポジウムの後援団体として新たに、
「なくそう!子どもの貧困」全国ネットワーク」
(http://end-childpoverty.jp/)
が正式に参加していただけることになりました。

 現在は、草の根で「賛同団体」を大規模に募っていますので、
ぜひご参加ください!(「賛同団体」アピールを添付しておきます)

 このシンポジウムの準備と同時平行的に進めている著作の方も、
タイトルが正式に決まり、予定していた原稿もすべて出揃い、現在は
編集の最終段階に来ています。タイトルは、『証言・現代の性暴力と
ポルノ被害 ~研究と福祉の現場から』というものです。内容は「は
じめに」と4つの章で構成されています。

はじめに 性暴力被害者の語りと、それを聞き伝える意味について
第1章 ポルノとは何か、ポルノ被害とは何か
第2章 当事者の声と支援者の声と
第3章 被害防止の可能性を探る――法、性教育、技術の各視点から
第4章 被害者支援の取り組みとその展望――女性のための施設と医
療の現場から

 この著作の副題にあるように、まさに「研究と福祉の現場」の最先
端からの素晴らしい報告と証言が盛りだくさんの内容になっています。

 頁数は300頁弱で、値段は2000円程度を予定しています。11月下旬
には完成する予定ですので、楽しみにしてください。

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メルマガ02号

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●●ポルノ被害と女性・子どもの人権プロジェクト メールマガジン
                 vol.002 2010年08月11日 発行

【ポルノ被害と性暴力を考える会】
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 うだるような暑さの日々が続いていますが、みなさま、体調の方は
大丈夫でしょうか? 昼間出かけるときは帽子をかぶるか日傘を差し、
適度に水分をとって、熱中症にならないよう万全の対策をとってくだ
さい。

 さて、先日、メールマガジンの第1号を発行しましたが、けっこう
大きな反響をいただきました。とくに、今年の3月に発行した『DV
被害とポルノ被害――社会の性暴力化に抗して』への注文があいつぎ、
嬉しい悲鳴を上げています。現在、残部は10部強になりました。
必要な方はお早めに、名前と住所と冊数を添えてメールでお申し込み
ください。

 今回のメルマガ第2号は、その後の進捗状況について簡単にお知ら
せします。

 今年の11月28日(日)に予定している2回目のシンポジウムは、
「<ポルノ被害女性と子どもの人権パートⅡ> ポルノ被害と子ども
の貧困~おびやかされる子どもの性~」と題して開催することになり
ました。基調講演をしていただくのは、日本ユニセフ協会の広報室長
の中井裕真さんと、立教大学教授の湯澤直美さんのお二人です。

 この基調講演を受けて、このお二人に加えて、福島大学准教授でポル
ノ・買春問題研究会の中里見博さんを加えた3人でパネルディスカッ
ションをします。場所は前回と同じく立教大学池袋キャンパスを予定
しています。ぜひみなさん、ご参加ください。

 また、今年の秋に出版予定の著作の執筆も順調に進んでいます。
昨年のシンポジウムを踏まえつつも、それよりもはるかに広い範囲を
取り上げてポルノ被害の問題を論じるとともに、現場の支援者や当事
者の方からの証言も充実させる予定です。まだ題名が決まっていませ
んが(議論百出で、なかなか決まりません(>_<))、今月中に決定する 予定です。  より詳しい内容については、次のメルマガで紹介させていただきます。(M)

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メルマガ01号 メールマガジン発行のご挨拶

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●●ポルノ被害と女性・子どもの人権プロジェクト メールマガジン
                 vol.001 2010年06月30日 発行

【ポルノ被害と性暴力を考える会】
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■メールマガジン発行のご挨拶

 まだ6月だというのに、すでに蒸し暑い日々が続いています。みなさま
いかがおすごしでしょうか。

 昨年は「ポルノ被害と女性・子供の人権」のシンポジウムに参加して
いただき、まことにありがとうございます。あれからすでに半年が経ち、
会としての新たな活動をスタートさせています。

 この間の活動について簡単にご報告させていただきます。シンポジウ
ムは200名以上の参加で大成功を収め、収支的にも当日の資料代とカ
ンパ、後日当会に寄せていただいた寄付などのおかげで、赤字を出さず
にすみました。まったく手持ちの資金がない状態から始めたこの運動で
すが、みなさまのご協力のおかげで、ここまで来ることができました。
まことにありがとうございます。

 その後、このシンポジウムの成果を報告書にまとめようと、東京ウィ
メンズプラザの助成金を得たうえで、4月に『DV被害とポルノ被害―
―社会の性暴力化に抗して』と題して135頁もの充実した報告書を出
すことができました。第1部が「DV被害の現場から」として、婦人保
護施設におけるDV被害者に対する支援などの経験や今後の課題、当事
者の語りなどを掲載しました。第2部は「ポルノ被害と女性・子どもの
人権」シンポジウムから、として、昨年のシンポジウムの報告をいくつ
か修正の上掲載しました。末尾には資料として、当日の参加者からの意
見や感想、質問などを掲載しました。現在、まだ多少残部がありますの
で、所望される方は、メールでお知らせください。

 現在、当会は、2つの大きな活動に取り組んでいます。

  1つは、昨年のシンポジウムの成果をさらに内容的に充実させて、1冊
の著作にしようと計画し、着々と進行しています。表題は未定ですが、
A5版で250頁ほどの著作を構想しており、ポルノ被害の問題に多角
的に取り組むものにする予定です。今年の11月には発行できればと
思っています。

 もう1つは、昨年のシンポを踏まえて、シンポジウムのパート2を今
年の11月末か12月はじめに開催しようと、現在計画中です。主な報
告者としては、エクパット・インターナショナルの方をお招きしようと思
っています。

 会として今後とも活動を発展させていく所存ですが、何しろ資金のほ
とんどない団体ですので、何らかの助成金制度を利用せざるをえません。
現在、さまざま助成制度の活用の可能性を探っているところです。また
みなさまからのご寄付も引き続き募っておりますので、よろしくお願い
します。

 このメルマガは月に1度か2度の割合で今後とも発行していく予定です。
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