第1回シンポジウム「ポルノ被害と女性・子どもの人権」
理論社問題をきっかけに、「表現の自由」の名のもとで女性や子どもの人権が侵害されている状況が浮かび上がってきました。私たちは、この問題を広く社会に訴え、現実を変革していく最初の一歩として、2009年10月に、以下の要綱で第1回シンポジウム「ポルノ被害と女性の人権」を立教大学で開催しました。(肩書きはいずれも当時のものです)
■日時:2009年10月3日(土)午後1:00~5:00
■場所:立教大学池袋校舎
■ 主催者あいさつ 横田千代子(婦人保護施設長)
■ 基調報告「子どもを標的にするポルノの実態」 中里見博(福島大学准教授)
「ポルノ・性風俗の世界で生き、見てきたもの」 田原めぐみ(仮名)
■ パネルディスカッション
コーディネーター:宮本節子(フリーソーシャルワーカー)
現場から / 細金和子(婦人保護施設長)
法学から / 中里見博(福島大学准教授)
性教育から/浅井春夫(立教大学教授)
【主 催】ポルノ被害と性暴力を考える会
【後 援】日本ユニセフ協会、東京都社会福祉協議会、全国女性シェルターネット、株式会社福祉新聞社
このシンポジウムには全国から200名以上の方が参加し、大成功を収めることができました。また当日は、サプライズとして、日本ユニセフ協会のアグネス・チャンさんから力強い連帯のビデオメッセージを公開させていただきました。
シンポへの感想アンケートは107名の方が寄せてくださり、内容は非常に肯定的なもので、感銘を受けたというものが圧倒的であり、大いに励まされました。また多くの方が、ぜひ今後とも第2弾、第3弾のシンポを開催してほしいと書いてくださいました。私たちはこのリクエストを受けて、翌年には第2回シンポを開催することにしました。