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●●ポルノ被害と女性・子どもの人権プロジェクト メールマガジン
vol.013 2012年06月24日発行
【ポルノ被害と性暴力を考える会】
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ついに梅雨の季節になりましたが、みなさんいかがおすごしでしょうか。今回の
メルマガでは、今年の9月30日に予定されている第4回「ポルノ被害と女性・子
どもの人権」シンポジウムについてのご案内と、ついに公式公開することになった
PAPSのホームページについて報告させていただきます。
■1、第4回「ポルノ被害と女性・子どもの人権」シンポジウム
今年のシンポジウムは国外からシンポジストをお迎えしての国際シンポジウムと
なります。日本におけるポルノは韓国や台湾などに大量に輸出されるとともに、ア
ジア地域の人身売買は、日本、台湾、韓国、オーストラリアが、出発点になったり、
中継点になったり、終着点になったりしています。これら環太平洋諸国は性売買に
おいて相互に結びついており、したがってそれに反対する運動も相互に協力してい
く必要があります。
「国際的に広がる性売買被害~オーストラリア・韓国・日本の現状から~」
日時:2012年9月30日(日) 13:00~17:30
会場:大妻女子大学千代田キャンパス(市ヶ谷校) 第150講義室
パネリスト
オーストラリア:キャロライン・ノーマさん(RMIT大学講師)
韓国 :キム・コ・ヨンジュさん(梨花女子大学研究教授)
日本 :大森佐和さん(ICU准教授)
コーディネーター:大森佐和さん
キャロライン・ノーマさんは、オーストラリアのロイヤル・メルボルン工科大学
(RMIT)の「国際関係・社会科学・プランニング」学部の講師で、Coalition
Against Trafficking in Women Australia(CATWA:女性の人身売買に反対す
る同盟オーストラリア)の中心メンバーです。日本にも豊富な留学経験があり、日
本における売買春問題を論じた著作で博士号を取得しています。今年の1月に来日
し、PAPSおよびAPPのメンバーと交流しました。
キム・コ・ヨンジュさんは、韓国の梨花女子大学の文化・女性研究科教授で、
韓国の10代の少女による「援助交際」に関するフィールドワークを長年行なってお
り、このテーマで著作も2冊出版しています。
大森佐和さんは、日本の国際基督教大学(ICU)の教養学部准教授で公共政策
専攻。「ECPAT/ストップ子ども買春の会」のメンバーであり、私たちの会のメン
バーでもあります。
キャロライン・ノーマさんからは、売買春が合法化されているオーストラリアの
現状(合法化すればセックスワーカーの環境が改善されるという議論は本当に正し
いのか、など)について報告していただくとともに、合法化が国際的に及ぼす影響
について報告していただきます。
キム・コ・ヨンジュさんからは、韓国における少女買春の状況と日本のポルノが
韓国に及ぼしている影響、2004年に性売買禁止・保護法が施行されて、どのような
変化があったのかなどについて報告していただきます。
大森さんからは、日本における少女買春の状況とポルノ被害の現状について報告
していただきます。
ディスカッションでは、各国における性売買・性被害の共通性や相違、また各国間
の相互作用、さらに各国における反対勢力の相互連携の可能性について議論してい
ければと思っています。
7月中にチラシを作成し、各地に送付するとともに、賛同団体を広く募って行く
予定にしておりますので、ぜひ第4回シンポジウムの賛同団体になってください。
また、さまざまな方からの個人メッセージも募集していますので、よろしくお願い
します。
■2、PAPSのホームページ
長く待たれていたPAPSの公式ホームページがようやく正式公開の運びとなり
ました。http://paps-jp.org/
コンテンツとしては、「私たちPAPSについて」「活動報告アクション」
「ポルノ被害とは」「被害を無くしたい方へ」「被害に遭われた方へ」などがあり
ます。「活動報告アクション」には、「イースト・プレス社問題」「ポルノ被害シ
ンポジウム」「被害聞き取り調査」などのサブコンテンツがあります。またこのメ
ルマガも1号から掲載されています。まだ建設途中なので、完成していないコンテ
ンツもありますが、今後、少しずつ完成させていく予定です。
ぜひ定期的にチェックしてみてください。